シックハウス症候群は、建築時に使われた化学物質やカビ、ダニ、ハウスダスト、更には換気不良による二酸化炭素濃度の上昇など、住宅の問題に起因して体調不良を起こすものです。
化学物質過敏症とは、特定の化学物質に反応して体調を悪化させるものです。症状が進行すると不特定多数の化学物質に敏感に反応するようになります。シックハウス症候群とは似て非なるものになります。
シックハウス症候群は住宅の問題に起因しますので、外に出れば体調が直る事も多いです。化学物質過敏症の場合は、現代社会に存在するあらゆる化学物質に反応しますので、むしろ、家の外の方が体調を崩しやすいと言えます。この点が化学物質過敏症とシックハウス症候群は違います。