家の漆喰壁にカビが生えて困っていませんか?湿気がこもりやすい日本の気候では、漆喰壁でもカビが発生する可能性があります。
今回は、漆喰壁のカビの発生メカニズム、原因、そして効果的な対策を分かりやすくご紹介します。
カビの予防から、もしカビが生えてしまった場合の対処法まで、具体的な方法を解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

家の漆喰壁のカビの発生メカニズムと原因
漆喰の吸放湿性能とカビの関係
漆喰は、優れた吸放湿性能を持つ素材として知られています。
しかし、吸湿した湿気を適切に放出できなければ、壁内部に湿気が滞留し、カビの発生リスクが高まります。
漆喰の吸放湿性能は、カビの発生を完全に防ぐものではなく、あくまで湿度の調整に役立つ機能です。
カビが発生しやすい家の環境要因
カビの発生には、湿度、温度、栄養源、酸素の4つの条件が揃う必要があります。
特に湿度は重要な要素で、70%以上の高湿度が数日間続くとカビの繁殖が促進されます。
換気不足や、キッチン・浴室などの水回りからの湿気は、カビの発生リスクを高めます。
また、結露もカビの発生原因の一つです。
漆喰壁のカビ発生リスクを高める外的要因
雨漏りや、エアコンなどの住宅設備からの漏水は、壁内部に水分を溜め込み、カビの発生を招きます。
また、外壁に付着した汚れやホコリもカビの栄養源となり、カビの発生を助長する可能性があります。
軒の出が少ない住宅は、雨水の直接的な影響を受けやすく、カビの発生リスクが高まります。
家の漆喰壁のカビ対策徹底ガイド
換気による湿度管理の重要性
カビ対策において、換気は最も重要な要素です。
こまめな換気によって、壁内部の湿気を外に排出することで、カビの発生を抑制できます。
特に、キッチンや浴室などの水回り、北向きの部屋などは、換気を特に意識しましょう。
適切な清掃方法とカビ予防
定期的な清掃は、カビの発生を予防する上で有効です。
壁の表面に付着したホコリや汚れは、カビの栄養源となるため、掃除機や乾拭きでこまめに除去しましょう。
カビ取り剤を使用する際は、素材への影響に注意し、目立たない場所で試してから使用することをお勧めします。
カビを発見した場合の対処法
カビを発見した場合は、その種類や広がり具合によって対処法が変わってきます。
小さなカビであれば、消毒用エタノールを染み込ませた布で拭き取ることができます。
しかし、広範囲にカビが発生している場合や、壁内部にまでカビが浸透している可能性がある場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。
漆喰の種類とカビへの耐性
漆喰にも様々な種類があり、配合や仕上げによってカビへの耐性が異なります。
例えば、強アルカリ性の漆喰は、カビの発生を抑制する効果が期待できますが、経年劣化によってアルカリ性が弱まる場合もあります。

まとめ
漆喰壁のカビ対策は、換気と清掃が最も重要です。
こまめな換気によって湿度を管理し、定期的な清掃で汚れを除去することで、カビの発生リスクを大幅に減らすことができます。
カビを発見した場合は、その状況に応じて適切な対処を行い、必要であれば専門業者に相談しましょう。
漆喰の種類によってもカビへの耐性が異なるため、施工前に十分に検討することが大切です。
また、壁内部にまで湿気が浸入している可能性も考慮し、必要に応じて専門家の診断を受けることをお勧めします。
==================
信頼できる家づくりのパートナーをお探しの方は是非一度三浦建設までご相談ください。
==================