住まいの建替えは何度でも出来ます。
でも、土地は一度決めたら簡単には動けません。
設計において、ある面カバーすることも出来ますが、
土地選びは「家づくりの成功」を大きく左右する重大要素です。
ですから、さまざまな角度から念入りに調べることが必要なのです。
土地探しの必須条件
- 権利や法的規制はクリアしていますか?
- 土地の形状はいかがですか、近隣との関係は?
- 上下水道や電気、ガスなどの公共設備は整っていますか?
- 日当たりや風の向きは、水はけはいいですか、埋め立て地ではないですか、地盤の質はどうですか?
- 交通機関、医療機関、教育機関、スーパーなどの周辺環境は整っていますか?
※特に環境は、季節・天候・時間によって同じ土地でもイメージがまるで違うことが多々あります。
それ故、何度も足を運ぶことが大切です。
土地探しのコツ
土地を探しているお客様より、以下のような不満をお聞きすることがあります。
- 情報誌やインターネットでチェックしていても、なかなか良い情報がない
- 不動産会社が出している情報はあまり良いものがない
- 周辺環境の情報は良いことばかり聞かされるが、本当だろうか
- 良い情報だと思って、問合せをすると既に予約が入っている事が多い
このような場合の対処方法
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- 不動産業者から直接情報収集する
- 良い土地は情報誌に出すまでもなく売れるケースがあります
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- 土地探しを依頼するとき
- 希望の場所、面積、価格など具体的に要望を絞り込んで土地探しを依頼する
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- 不動産業者選びは
- 周辺環境については、不動産の大手業者だから安心とは限りません。
地域を良く知る地域に密着した信頼できる業者を選びましょう。
※出来れば不動産だけでなく建築の事を良く知る会社がお勧めです
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- 連絡は密に
- 不動産業者との連絡を蜜にし、条件に合う情報はすぐに教えてもらう
土地の法的規則
その土地に家を建てるには、いくつかの法的規制をクリアすることが必要です。
代表的なものとして以下の4つがあります。
- 地目
- 土地には用途の分類があります
- 市街化区域・市街化調整区域
- 建てることの出来る建物の制限があります
- 用途地域
- 第一種低層住居専用地域から工業専用地域まで、住み人・使われる用途に応じた分類があります
- 接道義務
- 敷地と道路との関係で、道路の無いところに建物が建つことを防止されています
これらは宅地として利用するためには最低クリアしなければならない法的規制です。
しっかりとチェックが必要です。
※出来れば事前に専門の敷地調査をお勧めします。
土地探しの方法
土地探しの3つの方法
- 土地探しのプロ(不動産会社)に依頼する
- 建築予定の建物メーカーに依頼する
- 情報誌やインターネット、チラシをもとに自分で探す
※土地探しのプロ(不動産会社)や建物メーカーに依頼する場合には、事前に条件の絞込みが必要です。
自分で探す場合は探しながら条件を絞り込んでいくことも出来ます。
肝心なことは、どれを選択するにしても自分の眼でしっかりと「土地を選ぶこと」が大切です。